柔道男子71キロ級で85年に正力杯国際学生杯を制した古賀元博さんはがんで闘病していたが、
24日に亡くなったと公表されました。
同階級でバルセロナ五輪で金メダルを獲得した古賀稔彦さんの兄になります。
柔道兄弟で名をはせたのち、古賀元博さんは福岡県内の公立高校で体育の教師を
務めていました。
弟の古賀稔彦さんも同じくがんで21年3月24日に亡くなっています。
二人ともまだ若くこの報道にショックをうけている方も多いでしょう。
今回は古賀元博さんを振り返りたいと思い、学生時代についてまとめました。
古賀元博 学生時代
古賀元博さんは佐賀県のみやぎ町で育ち、地元の小学校に通っていたと
思われます。
小学3年生の時に弟の稔彦さんと一緒に柔道を始めます。
小学校を卒業すると、東京に上京し、柔道私塾の講道学舎に
入塾することになります。
中学には世田谷区立弦巻中学校に進学し、3年には
全国中学柔道大会で団体3位に入りました。
講道学舎で東京オリンピック中量級金メダリスト岡野功さんから
一本背負投げを直々に伝授されます。
それからは、一本背負を得意技にしていきます。
高校は世田谷学園高等学校に進学し、2年生の時団で初優勝を経験します。
ちなみにこの時の団体メンバーに1年先輩の持田治也選手や、
同級生で後の78キロ級で世界選手権2位の持田達人選手もいました
1984年に日本体育大学に進学、1年の時に正力杯で71キロ級で3位になります。
2年の時には新人体重別の東京予選の決勝では当時注目を集めていた
世田谷学園高校の3年の弟と闘うことに、
その決勝で腕挫十字固めを決められ敗戦
この敗戦で自分を超える存在となった弟に教えることは何もない
と悟りこの試合で世界の夢を断念したそうです。
その後大学を卒業後は福岡の公立高校で教員になっています。
古賀元博 教師として
古賀元博さんは教師としても活躍されていて
技術だけでなく心を鍛えること
教育哲学や指導スタイルに大きな影響を与えています。
教え子たちには信頼関係を重視し、
厳しさと優しさをもって指導しています。
柔道は人生の縮図だある
という哲学を伝えています、
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